これから英語を子供に学ばせたいと思っている親御さんは、非常に多いと思います。
「英語を学ぶのは早ければ早いほどいいですか?」と思われるママさん、パパさんもいるのではないでしょうか。
英語学習を長続きさせるための秘訣
今はさまざまな英語教材や英語教室などがあり、地域によっては英語に触れられるイベントも数多く開催されています。
ただ、英語に限らず、習い事に興味を持つ子も持たない子もいますので、無理強いは禁物です。
英語学習を長続きさせるには、子供に「好き」になってくれることが一番大切になってきます。
そこで手始めに自宅で気軽に親子で楽しめるものから試してみてはいかがでしょうか。テレビの音楽番組、英語音声のDVDやCD、音声教材がついている絵本など身近なものから触れて、子供がどんなものに興味をもつのか観察することをおすすめします。
子供が「英語をやりたい」と楽しんでいるようなら、次のステップに進むとよいでしょう。
インプットした英語を使う体験ができる機会や環境を作るのも、子供のモチベーションを高める方法として有効です。子供向けオンライン英会話を始める、英語教室でネイティブの先生と会話をする、英語が話されている国へ親子で旅行して英語を使ってみるなど、アウトプットの場を設けることは達成感を得る機会にもなると思います。
おすすめの学習方法
1. 英語の絵本
日本の子供がはじめて英語に触れるのには最適な教材といえます。まず大人がみて「楽しそうだな」「いいな」と思える絵本を本屋さんで実際に選んでみましょう。子供は大人が楽しそうに読んでくれるとさらに興味を持ってくれます。
次に各ページの絵と文が一体になっていて、内容のほとんどが絵で説明のつくものにすることです。ストレートに絵本の内容が伝わってくるので、十分楽しませることができます。
さらに余裕があれば、読んでいるところを指でなぞらせると、単語の読み方を認識したりする練習にもなります。
2. 英会話教室
英会話教室を検討するならまずは親子で一緒に2.3社のレッスンに参加し、子供に選んでもらうようにするのがおすすめです。
言語は人との対話によって上達するものなので、対面式の英会話教室のスタイルはとても効果的です。週に1回など、学びを習慣づけることもできます。
10歳くらいまでは発音を身に付けるのに重要な時期なので、もしネイティブのような発音を習得したいなら、早いうちから発音がネイティブに近い先生がいる教室に通う方が良いでしょう。
なおカリキュラムも教室選びには重要なポイントになります。1年後にはこんなことができるようになっている、など子供の成長に合わせた具体的な目標設定があると励みにもなります。レッスンにゲームの要素を取り入れるなど、子供が自然と楽しめる工夫がされているかどうかもチェックしておきたいですね。
さらにテキストなどの教材がある場合は、子供の意思を尊重してどの教材が気に入ったかなど、意見に耳をかたむけるようにして決めましょう。子供が教材を気に入らなければ、習い事は長続きしない事があります。そしてせっかく学んできた要素を日常生活の中で思い出させてあげましょう。何を学んでいるのか親が詳しく把握できないときも、声をかけることでサポートをするなど、積極的に学びを共有してあげてください。
3. オンライン英会話
インターネット環境が安定し、ストレスなくオンラインで会話ができる時代だからこそ、オンライン英会話も多様化してきています。
特徴としては、通わなくて済むため親御さんの負担も軽減され継続しやすいということです。そして英会話教室よりも低価格のため回数を増やすことも検討できます。
一方、自宅なのでついつい気が緩んでしまう、体をつかったゲームが取り入れにくい、じっとしていられない子には向いていないなどのデメリットもあります。対処法としては、年齢に合った教材が用意されているかなど、カリキュラムをしっかり確認しましょう。漫然と同じような学習内容を続けていては、英語に触れる回数が増えても、ステップアップにはつながりません。
そして、いざ授業が始まったら保護者はキッチンなど、はなれた場所に移動して、子供が一人で先生とコミュニケーションをとるための空間をつくってあげることが大切になります。その後、授業が終わったら「どんなことを話したの?」と聞き取りをするのが効果的になります。