美しい健康体になれる!知っておきたい体内の脂質の役割

 


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 アブラと聞くだけで体に悪いイメージがありますが、そもそもアブラってなんでしょう。体内のアブラの特徴を理解するところから始めましょう。

 

 

 

 体内のアブラってどこから来るの?

 

 

  最近、

「おなかまわりがポッコリしてきた」

「ズボンのボタンがしまらない」という人はいませんか?

それはもしかすると、メタボリックシンドローム、つまり、肥満

の状態かもしれません。病的な肥満は、内臓脂肪と体脂肪がどの

くらい溜まっているのかによって判断されます。そこで疑問に思

うのが体内のアブラがどこからくるのか、どうやって体内に溜ま

るのかということです。

 

 そのメカニズムを知ることが、

 

「健康」と「美」を手に入れる一番の近道なのです。

 

 

 

 

体内には2種類の脂肪が存在する

 

 

 人の体の中に蓄積されたアブラを「体脂肪」、血液中に流れて

いるアブラを「血中脂肪」といいます。

 

 体脂肪の中には、お腹まわりにつく「皮下脂肪」と内臓周辺に

つく「内臓脂肪」に分けられ、体脂肪の過剰な蓄積を「肥満」と

呼びます。

 

 一方「血中脂肪」はコレステロール中性脂肪、リン脂質、遊

脂肪酸という4つの脂質が存在しており、アポタンパクという

たんぱく質に覆われて血中を移動しています。

 

 

 

体内での脂質の役割

 

 

1.細胞を形成する細胞膜を作る

 

 体内の脂質の一番の役割は、およそ60兆個もあるという細胞の細胞膜の材料になるということです。細胞膜とは字の通り、細胞を包んでいる二重の薄い膜のことです。脂質がなければ、細胞を形成することもできず、ミトコンドリア細胞核などの役割も果たせないのです。

 

2.脳や神経を正常に働かせる

 

 私たちの脳が正常に働くためには、脂質の存在が欠かせません

。リン脂質をはじめ、アラキドン酸、DHAEPAなどの脂質が多

く存在しています。また、神経細胞は電気を流して情報伝達をし

ています。脂質が神経細胞のまわりを包んでいて絶縁膜の役割を

果たすため、脂質が不足すると漏電がおこり、記憶消失やうつ病

になります。

 

3.つやつやの髪やすべすべの肌を保つ

 

 肌や髪の毛を作る主成分はたんぱく質ですが、表面をコートし

ているのは皮脂膜です。この皮脂膜は水分と油分でできており、

油分はコレステロールやリン脂質などが含まれます。これらが

乳化されることによって皮膚や髪の毛の表面を保護して、ツヤと

ハリを保ちます。不足すると、髪も肌も乾燥してパサパサ、カサ

カサの状態になってしまうのです。

 

4.体温を維持し、内臓を外部から守る

 

 皮下脂肪や内臓脂肪に代表される体脂肪は、生命の維持に欠か

せない成分です。エネルギー源になるのはもちろん、体温を保

ち、クッション材として内臓を外部から守る役割があります。

 炭水化物の摂り過ぎで過剰に増えた体脂肪は、生活習慣病

引き起こすので要注意です。ただし、体脂肪が少なくなりすぎる

と、体温を保てなくなって、血行が悪くなり免疫力を低下させま

す。

 

5.体を調整するホルモンと血液のもとになる

 

 ホルモンは体の中でいろいろな情報を伝え合う物質で、100種

類以上あると言われています。それぞれが異なる働きをし、消化

吸収や呼吸、免疫、代謝などの体の調節作用を行う役目を担います。

このホルモンや、栄養を全身に運ぶ血液の原料になるのが脂質で

す。脂質が不足すると、ホルモンバランスや体調が崩れる原因に

もなります。

 

6.細胞同士の結合を促すなど、各種細胞を認識する。

 

 リン脂質と同じ複合物質の仲間の糖脂質は、糖質とリン脂質が

結合したもので、そのほとんどが脳に存在し、細胞同士の認識や

結合などを行います。すなわち、糖脂質が存在することで、皮膚

や脳、内臓にそれぞれ存在する細胞の認識が行われるとともに、

細胞が活性化され、元気な体を保ちます。

 

7.大きなエネルギー源になる

 

 体の中で用いるすべてのエネルギー源は糖質、たんぱく質、脂

質の3つです。生体内での貯蔵量は、それぞれ基礎代謝量の8時間

分、13日分、55日分と脂質がもっとも多いのです。脂質のほとん

どは体内の脂肪細胞に蓄えられ、脂肪酸に分解されて血液に放出

され、筋肉に取り込まれてからエネルギーのために用いられま

す。

 

 

 

 <美と健康を手に入れる、体にいいアブラご紹介>

 

・オメガ3

 オメガ3は体内で合成できないため、食物などから摂取する必

要がある多価不飽和脂肪酸です。必須脂肪酸と呼ばれ、健康な生

活を維持するために必要な脂肪酸として注目を集めています。

 青魚に含まれるDHAEPAやえごまなどに含まれるαーリノレ

ン酸はオメガ3系脂肪酸に分類され、コレステロール中性脂肪

の低下、動脈硬化心筋梗塞などの予防に効果があります。

 

 

 

 ・オメガ6

オメガ6系脂肪酸は、オメガ3系脂肪酸と同様の不飽和脂肪酸で、

リノール酸が代表的です。体内では作ることのできない必須脂肪

酸ですが、近年ではリノール酸の摂り過ぎが問題視され、オメガ

3系脂肪酸とのバランスが大切ということがわかってきました。

 揚げ物や加工品での摂り過ぎに気を付けることが大切です。

 

 

 

 

 

・オメガ9

 

オメガ9系脂肪酸は、体の中で作ることができる一価不飽和脂肪

酸で、肉などの糖質を食べると、体内でオレイン酸に変換されま

す。食用油では菜種油やオリーブ油にオメガ9系脂肪酸が豊富に

含まれています。酸化されにくいため、体内で過酸化脂質になる

こともなく、がん予防や動脈硬化などの予防に効果的です。

その他、便秘予防や美肌効果もあります。